YAMAHA ZG01の音切れの解決策について

現状の結論

YAMAHA ZG01の音切れの問題は、BIOSを現状の最新(AGESA 1.2.0.7相当)にすると発生しなくなりました。

動作確認環境

私の環境は以下の通り。

  • オーディオインターフェイス: YAMAHA ZG01
  • CPU: AMD Ryzen 5900X
  • マザーボード: MSI MEG X570 Unify
  • OS: Windows 11 (およびWindows 10)
  • 音声を扱うアプリケーションがインストールされていること(私の場合はScreenpressoやanimaze by facerigなど)

動作確認方法(再現手順)

YouTube再生中に、Print Screenキーを入力する。
そうするとScreenpressoのスクリーンショット機能が起動する。
問題が発生する状況では、この方法でYouTubeなどの動画の音声がプツッとなる場合があった。

(animaze by facerigの「バーチャルカメラを有効にする」ボタンを押すことでも再現していました)

個人的には、動画や音声を扱うソフト起動中に、別の音声を扱うソフトを使用すると、問題再現する場合があるという印象があります。

ざっくりな経緯

  1. YouTube視聴中に、他のアプリを操作をしていると、YouTubeの再生が停止する現象に遭遇する
  2. Yamaha Steinberg USB Driverをアップデートする。V2.1.1 → V2.1.2。
    改善せず
  3. Yamaha Steinberg USB Driverをアップデートする。V2.1.2 → V2.1.3。
    プツッとなってもすぐに、再接続される様になった。
  4. マザーボードのBIOSを現状の最新(AGESA 1.2.0.7相当)にする
    変更前のBIOS Versionは、E7C35AMS.A86。
    変更後のBIOS Versionは、2022-08-18のE7C35AMS.AE0。
    MEG X570 UNIFYのSupportページのBIOSの項目
    『YouTube再生中に、Print Screenキーを入力する』という上記の再現手順で、プツらなくなりました。

感想

簡易的な確認方法ではあるが、YAMAHA ZG01の音切れが再現しなくなりました。

懸念点について。

  • この方法ですべての人の現象が直るとは限らない点
    これはまあ仕方ない。
    Ryzen環境でZG01を使用している人は、BIOSのバージョンを確認してみるのはいいかもしれない。
  • 解決策がBIOSのアップデートなので、すべての人にできるほど簡単な作業ではなく、リスクもある点。
    BIOSアップデート時に問題が発生すると、復旧が困難になることが予想されます。
    今回はMSI Centerを使うことで、比較的かんたんにBIOSアップデートができました。
  • まだ検証の時間が足りない点
    今日BIOSアップデートを行い、その日に記事を書いています。
    今後の経過を引き続き確認していきたいです。
    以前の状況では「OBSを使ったゲーム配信中に、棒読みちゃんの音声再生が途中でできなくなる」という問題があったので、それがこの状況で再現するかどうかが気になります。

別件で、YouTubeを視聴している時にまれにChromeが一定時間フリーズする現象も発生していたのですが、今回のアップデートで直るのだろうか。
しばらく様子を見たいと思います。

参考資料

AGシリーズ/ZGシリーズ 各種不具合へのご対応方法|YAMAHA

AGESA 1.2.0.2で500 seriesチップセットのUSB問題が解決へ

AMD 500搭載マザーのUSB切断問題が解消へ|PC Watch

上記のUSB切断問題も関係するのだろうか。

AMD、fTPM起因のスタッター問題を修正することを発表|ニッチなPCゲーマーの環境構築Z

RyzenのfTPMの不具合を修正。AGESA 1.2.0.7 BIOS公開。各マザーボードメーカーよりダウンロードが可能に|ニッチなPCゲーマーの環境構築Z

この記事の中で挙げられているYouTubeの動画を見ると、Stuttering(動画の映像や音の途切れ)現象が発生しているのがわかる。


非常に有用なツイート。


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