「鑑定士と顔のない依頼人」の感想

「鑑定士と顔のない依頼人」を観ました。
英題:The Best Offer
原題:La migliore offerta
公開:2013年(イタリア)
上映時間:124分
監督・脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ

まあまあおもしろかったです。
しかし、映画としてやりたいことの割に、上映時間が長いと思う。

一流美術鑑定士&オークショニアのヴァージル(接触恐怖症)が、両親が遺した美術品の査定を依頼してきた若き女性クレア(広場恐怖症)と交流する話。

『ニュー・シネマ・パラダイス』の監督なんですね。

よい点。

映像が美しい。

気になった点。

映画としてやりたいことの割に、上映時間が長い。

オートマタ要素は必要無いんじゃないかとは思った。
無くても成立すると思う。

レビューサイトで他の人の評価を見ると、
「別にこの程度じゃ、私はどんでん返しとは認めない」みたいな人が結構いる。
そういう人たち自己顕示欲を満たすための材料に使われるだけに終わってしまうので、こういう系統の作品を作るのは難しいなと思いました。
どれほどの作品を作っても、「みんなはすごいって言うけど、私はその作品を認めない」って言う人が現れる。
物事にはいいところも、そうでないところも、あるとおもうのに。
物語の作り手はつらいよ。