映画「ぼくらの七日間戦争」の感想
映画「ぼくらの七日間戦争」を観ました。
公開:1988年(日本)
上映時間:94分
原作:宗田理の小説『ぼくらシリーズ』の第一作目
おもしろかったです。
青葉中学の横暴な教師たちに反抗して、1年A組の男子生徒8人が廃工場に立て籠もる話。
途中から女子生徒3人も加わり、戦車エレーナを動かし、脱出後打ち上げ花火を上げる。
難しいことを考えずに見ることができる、スカッとするジュブナイル映画。
家出→籠城→戦争→終結までの展開が、潔いテンポで進んでいく。
宮沢りえの女優デビュー作。
飛び抜けた美少女。
足もなっっっがい。
胸の発育もすごくいい。
かなり時代の古さを感じる。
ファミコンとか、体育の服装がブルマとか、妻と夫の関係とか。
中学校の教師の横暴さが描かれていた。
私の高校時代も似たようなことがあった。
だから、どこからどこまでが誇張された表現として描かれているのか、それともよくある光景として描かれているのか、個人的にわかりにくかった。(暴力体育教師は除く)
たとえば、劇中でもあったように、教師による検閲で天然パーマ&天然茶髪の髪を勝手にさわれたことがある。
「ぼくらシリーズ」は、全45巻の続編があるらしい。
すごく多い。
原作では廃工場を「解放区」と読んでいるらしい。
気になった点。
浮浪者の存在意義がわからない点。
「実は元教師」みたいな展開を予想していたが、何にも伏線回収が無かった。
戦車が登場した後、いつの間にか教師や親たちがいなくなっていた点。
戦車が壊したはずの正面扉が、機動隊が来るまでに完全修復されていた点。