「グーニーズ」の感想

「グーニーズ」を観ました。
原題:The Goonies
公開:1985年(アメリカ)
上映時間:114分

まあまあでした。

オレゴン州アストリア郊外の海辺の住宅街、グーンドックス。
ウォルシュ家の次男マイキーと近所の子供たちは「グーニーズ」を名乗る悪ガキたち。
彼らが屋根裏部屋で宝の地図を見つけたのをきっかけに、冒険に繰り出す話。

よい点。

冒険する洞窟のセットとかが割と凝っている。

グーニーズの少年たちはそれぞれ個性的で、人物として分かりやすい。

井戸の地下のところで、冒険を続けようと仲間たちを説得するときに、いいセリフがあったと思う。

シンディ・ローパーが歌う主題歌「The Goonies ‘R’ Good Enough」が、とても良い。
昔から聞いたことがあったけれど、この映画の主題歌だったんですね。

気になった点。

内容としては、悪ガキたちと悪党との追いかけっこなだけ。
どっちも性質的にワルい要素があり、単純に「主人公側だけを応援したくなる」とはならなかった。
しかも、登場人物が多く同時並行でいろんなことをしたり言ったりしているので、全体的にごちゃごちゃしている印象になる。
見る側としては子供騙し感を感じるが、制作側としては狙い通りな作りだと思う。
この映画を子供の頃に見たら、大人になっても細かいことを気にせず、より純粋に楽しめたのだと思う。
高評価をするひとの中には、子供の頃に見ている人もいるのだろう。
擦れた大人をあぶり出す試験紙的な映画だった。

「ご近所さんたちみんなに借金があり、ゴルフ場建設のために、立ち退きを迫られている」という状況設定が、最初スムーズに飲み込みきれなかった。
なのでWikipediaなどで一旦整理して理解した。

『インディー・ジョーンズとかのこういう系ではしょうがないけれど、
洞窟の中の昔の仕掛けが今でも問題なく稼働するのには、やっぱり違和感を感じちゃう。

監禁されていた大男のスロースが、どういう関係性の人物なのか最初の方わからなかった。後半でなんとなくわかった。
フラッテリー一家三男らしい。
何かセリフを見逃したのかもしれない。