「華麗なるギャツビー」の感想

「華麗なるギャツビー」を観ました。
原題:The Great Gatsby
公開:2013年(アメリカ)
上映時間:143分
原作:F・スコット・フィッツジェラルドの小説(1925年)

うーん、まあまあ。

1929年。
精神科で治療を受けるニック・キャラウェイが、ギャッツビーとの思い出を振り返りながら回顧録を書き、「The Great Gatsby」という題名をつける話。

アメリカが好景気に沸き、1929年ごろからの大恐慌時代への突入を描く映画。
ギャッツビーはこの時代のアメリカの擬人化なのかなと思った。

中田敦彦のYouTube大学であらすじを聞いたことがあるが、最初覚えていなかった。

よい点。

パーティーのシーンが派手。

金持ちのギャッツビー役のレオナルド・ディカプリオが、ハマっているとは思う。
ただ、個人的には「ジャンゴ 繋がれざる者」のときのような悪役の方が好き。

気になった点。

上映時間が長い。

どの登場人物も好きになれなかった。
ギャッツビーはデイジーに相応しい人物になろうと成金ムーブする。
デイジーはギャッツビーに惹かれるものの彼を待たずに結婚するし、離婚にも踏み切らない。
ニックは居合わせただけ。
現実もそんなもんだ、と言われればそうかも知れない。
しかし、二時間超の映画の対価としては虚しいかも。

ニックの回顧録という形式である必要がない気がする。
原作を知らないが、違いそう。
上映時間が長くなる原因にもなっている。