「花束みたいな恋をした」の感想
「花束みたいな恋をした」を観ました。
公開:2021年(日本)
上映時間:124分
脚本:坂元裕二
まあまあでした。
大学生の山音麦と八谷絹が交際して、すれ違い、別れるまでの話。
就活はちゃんとやろう。
良い点。
付き合うまでの話ではなく、別れるまでの話である点。
「最初に付き合い始めた男女がそのまま結婚する訳でもない」という結末が、疲弊した現代人の価値観や雰囲気にあっていると思う。
好きかどうかは別にして。
コンテンツのつながりが、人とのつながりに結びついている点。
これも現代人に合っていると思う。
多様なジャンルのコンテンツ(ゲームとか漫画や音楽や美術や演劇や映画や文学など)を映画に持ち込むことで、そのどれかが好きな観客にささるように作られていると感じた。
まるで多様な釣り針が配置された映画だった。
釣られる人はいると思う。
気になった点。
モノローグが説明的すぎる。
わかりやすいとは思う。
「花束みたいな恋」ってどういう意味なのかわからない。
結局イラストレーターの夢はどうなったのかしら。